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食育のお話 「食べることは楽しいね!」

子ども達にとって、食事やおやつの時間は毎日の楽しみで大好きな時間です。

 

 

近年、食への興味や関心が高まり、和食が世界遺産になったこともみなさんご存じのことと思います。また、毎日の食事を何気なく食べるのではなく、食材への関心、料理への関心を高めて、食事を通じて日本の文化や日頃の生活について考えたり、感じたりする機会を増やすことが期待されています。

 

あいわこども園では、子どもたちが生活と遊びの中で意欲を持って食に関わる体験を積み重ねながら食べることを楽しみ、成長につながるよう食事の時間を過ごしています。

 

~畑、プランター栽培、自分たちで野菜を育ててみよう!~

 年間を通して、食農活動にも取り組んでいます。春には、子ども達が中心となり育てたい野菜を決めてニンジンやポップコーン用のとうもろこしやスイカを植えました。また、プランターにはミニトマトや枝豆なども植えましたよ

毎日、水やりもやりたい子達ですすんで行っていましたよ。

 

  

 

~あいわ田んぼ~

 

 JA青年部の方の協力のもと、お米をかんな組が中心となって育てています。春には苗植えを体験し、子どもたちも田んぼの感触を楽しんでいました。

~あいわ田んぼの現在の様子~

 9月には稲刈り、そして脱穀や籾殻とりも昔ながらのやり方を教えて頂き、挑戦する予定です!

  子ども達が、自分で育て生長する様子を傍で見ているからこそ、そこにを感じ、収穫や調理をして食べることで、命をいただいて生きている経験へとつながるように思います。

 

~栽培した野菜で、レッツクッキング

 

 

 

 自分たちで育て、収穫して、調理し出来上がったものの味は、みんなの思いがこもって、味は格別です!!幸せな表情で食べていましたよ。

 

~食べるの大好き!~

子ども達の日ごろの食事の様子をお伝えしたいと思います。

<つくし組>

一人ひとりの子どもの安定した生活のリズムを配慮しながら、家庭的な雰囲気の中で食事をすすめています。また、家庭との連携を大切にし、心と体の発達につながることを願っています。そして、一対一の関わりで食事をすすめていくことで、子ども達も自分だけにかかわってくれるという安心感に支えられ、食べることに喜びを感じていくようになっていきます。

 子ども達にとって楽しい時間ですね♪

環境の工夫

・子どもたちの一人ひとりの体にあった椅子やテーブルを使用して、”食事の時間”にじっくりと向き合えるようにすすめています。

・子ども達の発達に応じて、食品の種類、量・大きさ・硬さなど、家庭や調理師と連携をしながら、調理の形態に配慮しています。

 

<もも組>

 友だちや保育者とテーブルを囲んで、家庭的な雰囲気を大切にしています。また、高月齢、低月齢と食事を二部制に、決まった時間に食事をしています。たくさん遊んでお腹がすいた子ども達、自主的に食べたい気持ちを大切にし、食べ物にも興味が持てるよう一人ひとりの発達に応じてすすめています。大好きな保育者と一緒に「おいしいね」という言葉で、気持ちの共感が生まれていき、その共感ははじめは保育者から、やがて一緒にたべる友だちとの間に広がっていきます。

   

食べるのが大好きな子どもたちはみんな幸せそうです♪

環境の工夫

・子どもの体の成長に応じて、机の高さを設定し座面や足の位置にマットを敷き、両足がしっか  りと床につき、姿勢が安定するようにしています。

・他の子どもが食事をしているところが見える環境にすることで、落ち着いて遊びながら自分の番を待ったり、先を見通せるようになります。

 

 <すみれ組>

 友だちや保育者とテーブルを囲んで、家庭的な雰囲気の中で食事をしています。また、様々な食べ物に関心を持ち自らスプーンやフォークを使い、意欲的に食べています。そして、食事前の手洗いや食後の口拭きなどの必要な生活習慣を、保育者と一緒にやってみようとする姿がたくさん見られるようになっています。

 

好きな友だちと一緒に食べることが良い刺激となり、より食事の楽しさを感じている姿がいっぱいです♪

   環境の工夫

・食事と遊びのスペースを分けることで、「ここはたべるところ」と気持ちも切り替わり、落ち着いた雰囲気の中で集中して食事ができるような環境を配慮しています。

 ・配膳時に、子どもたちと食べられる量を確認しながら、一人ひとりの食事の量を調節して完食が できるように工夫をしています。

 

<たんぽぽ組>

  8月より、ひまわり組・かんな組と同じランチルームに行き、食事をしています。食事前に手洗いをし、自分たちでトレーにお茶やお弁当箱をセットして、自分の席まで運びます。はじめはこぼしてしまうこともありましたが、今では周りに注意を向けながらそっと歩く姿もたくさん見られてきましたよ。食事の量も、家庭と連携をしながら調節をしています。自分で準備が終わったら、「いただきます!」と嬉しそうに食事を始めていますよ♪

 

 環境の工夫

・保育者に見守られる中で食事をしたり必要に応じて保育者が手助けするなど、一人ひとりに応じて子ども達の食べたい気持ちを大切にしながらすすめています。

 

<以上児>

 ランチルームにのれんがかかると、開店の合図です!

「いいにおいや~!」「今日は好きな○○や~!」

 たくさん遊んでお腹が空いた子どもたちから、ランチルームに入って、食事をしています。食事の盛り付けは、通常量、やや少ないものなど、子ども達が自分たちで選んだり「○○減らしてください」など、配膳の保育者に伝えて量を調節しています。自ら食べられる量も分かる子が増え、「全部たべたよ♪」と達成感や、満足感へとつながっています。食事中は、食べることへの楽しさはもちろん、姿勢や三角食べなど、食事のマナーも自然と意識しながら身につくよう、必要に応じて保育者が声をかけています。

 また、「おかわりください♪」とおかわりの時間も子ども達にとって楽しみの時間であるようです。

 

 

環境の工夫

・4,5歳児が決まった同じテーブルで食事をしています。「これおいしいよ」「あまいね」「すっぱいね」などの言葉で伝えあい、食への興味関心がより高まることを願っています。また、食事のマナーなどもお互いの食事をみることでよい刺激となり、食習慣への形成へとつながることを願っています。

・食べていて落ちてしまった時や、お茶をこぼしたときなど、自分たちで片付けられるよう、テーブル拭き落ちたものを拾う紙など、子ども達の取り出しやすい場所に配置されています。

・時計を見える場所におくことで時間に興味を持っている子は、時間をみながら食事を食べ、生活を見通す力が養っていくことを願っています。

 あいわこども園では、毎月19日を「食育の日」とし、普段の食育での経験がより深まるような日となっています。

 

 先月の食育の日では・・・

 「今月の絵本メニュー」(食育の日は、毎月絵本メニューが登場します

 この日は、遊びの中で、餃子の皮の材料である小麦粉”を使った小麦粉粘土遊びも盛り上がりました

 

まずは、白い小麦粉粘土から・・・

サラサラの小麦粉がモチモチの生地に変身です!オーブントースターで焼くと、香ばしい良いにおいがお部屋中にいっぱいです♪

素敵な作品が出じき上がりました!また、小麦粉の魅力や不思議へとつながった時間になったように思います。

 つどいの中では、保育者に絵本を読んでもらう姿もありましたよ。

 ~餃子おいしいね!!~

 これからも、「食べることは生きること」を大切に、普段の生活や遊びを通して、様々な食育活動を楽しんでいきたいと思います(^^)/